東北日帰り旅行記

がんばろう! 東北 - 仙台駅にて

がんばろう! 東北 - 仙台駅にて

 昨日は、東北新幹線「はやぶさ」のグランクラスに乗車し、宮城県入りしておりました。

 何度か申し上げておりますように、当初はその足で復興支援ボランティアへの合流も検討していたのですが、結局諸般の事情により断念し、日帰り旅行に切り替えました。

 実は仙台到着後の予定は白紙でした。仙台市内でしばらく散財してから石巻に向かおうという程度のことしか考えていませんでした。

 もっとも、綿密に旅行計画を立ててもどうせ実行できないということもわかり切っています。計画を立ててその通りに行動しようとしても、アクシデントに見舞われたら即崩壊します。3月の北海道旅行などまさに適例です。

 仙台到着の時点で、ぱっと見たところ大震災の爪痕は残っていないように見えます。ただ、実際に新幹線ホームなどは立ち入りもできないほど危険な状態になっていたわけであり、よく短期間にここまで駅をよみがえらせたものだと思います。駅構内や駅ビルも、ぱっと見では大震災がウソであったかのように活気に満ちていました。

 仙台到着後、まずは駅構内のお土産物屋を覗いて、お目当てのものを即購入。何を購入したのかについては後日レポートします。

 仙台到着の時点で、なぜか急にマウスを購入する必要に迫られてしまったため、まずはLABI仙台に行くも、残念ながらお目当てのものがなく、駅の反対側のヨドバシキャメラで購入することにしました。

青葉亭の牛タンステーキ

青葉亭の牛タンステーキ

 ちょうど買い物が終わったところでお昼時。どうせなら宮城らしいものを食べたいと思い至った俺様は、駅ビルで牛タンステーキを食しました。

 おいしかったのですが、自分にとってはちょっと重い食事になってしまいました。

 そんなにがっつり食べたというわけでもないのですが、グランクラスで軽食をとってからあまり時間が経過していなかったということもあり、腹八分目を少し超えたぐらいの感覚にはなりました。

 その後は、再度お土産物を物色しており、仙台到着直後に買ったものとは違うお土産物を調達しました。

 ちなみに、それらのお土産物2つ、なんと執筆時点に宅配されてしまいました(笑)。思ったよりも早かったです。

 そうこうしているうちに、13時半を過ぎていました。

 冒頭で述べたように、できれば石巻にも足を伸ばしたいと思っておりましたので、自分は仙石線乗り場に向かうことにしました。なぜか、仙台駅ではなく、起点のあおば通駅まで。

JR仙石線・あおば通駅

JR仙石線・あおば通駅

 JR仙石線。その名の通り、仙台から石巻までを結ぶ鉄道路線ですが、東日本大震災の影響で、今なお全線復旧の見通しは立っていません。

 ちなみに、5月28日、つまり私が訪れた日より、暫定の終点が東塩釜から高城町に変更されました。ただし、石巻方面への代行バスは、高城町の一つ手前の松島海岸が発着となっています。

 あらかじめ、代行バスはSuicaやPASMOでは利用できない 1)定期券除く という告知がなされていましたので、あおば通から石巻までの切符を購入しました。950円もしたのですが、仙台駅からの乗車であれば820円で済んだのですね(笑)。

仙石線205系・快速高城町行き

仙石線205系・快速高城町行き

 私を待っていたのは、元山手線車両とおぼしき、4両編成の205系でした。

 先頭車両は中間車両からの改造であるため、自分がこれまで見慣れた205系とは明らかに表情が異なります。

 また、快速電車ではあるのですが、行き先表示に「快速」の種別が併記されていません。通常ダイヤでは、快速電車は石巻直通が前提であり、途中駅の幕を用意していなかったということでしょうか。高城町止まりの現行暫定ダイヤでは、快速運転をするにしても通過駅は3駅のみ。快速運転をおこなう理由はいまいちよくわかりません。

 私はこの快速電車で石巻(というか松島海岸)を目指すことにしましたが、その1本後には、「マンガッタンライナー」が入ってきました。残念ながらこの列車は東塩釜止まりでしたので、今回自分は乗車しませんでしたが。

仙石線205系「マンガッタンライナー」

仙石線205系「マンガッタンライナー」

 自分が乗車した仙石線の快速電車ですが、悪天候ということもあったのかもしれませんし、また時間帯もお昼過ぎだということもあったのかもしれませんが、思ったほどには混雑していませんでした。仙台から乗車した人の中に座れない人がいた程度。

 仙石線では、地下区間であっても、ドアはボタンを押すまであかない仕組みになっていたのも、カルチャー・ショックでした。地下ぐらい自動でいいじゃんと思ったのですが、駅によってドアの扱いを変えるとかえって乗客が混乱するのかもしれませんね。

 陸前原ノ町を過ぎて電車が地上に出てからも、しばらくの間は、車窓を見る限りではごくありふれた住宅地の風景が広がっていました。しかし、電車が仙台を離れてゆくにつれて、徐々に震災の被害が残る風景へと変わってゆきました。

JR仙石線・松島海岸駅

JR仙石線・松島海岸駅

 私は石巻を目指すべく、代行バスの起点となっている松島海岸駅で下車しました。

 そこでは、観光船の案内もなされていたのですが、今回自分は石巻に向かうべく、代行バスに乗車することにしました。

 列車代行バスは宮城交通により運営されている模様です。松島海岸駅から石巻駅まで、1時間半ほどかけて運行されています。

 代行バスは当然ながら公道を走るわけですが、住居や店舗、鉄道施設が被災したまま復興もままならないという状況を、まざまざと見せつけられました。

がれきに埋もれた車と復旧もままならない仙石線

がれきに埋もれた車と復旧もままならない仙石線

 自分自身はあまり写真に納めてはいませんでしたが、ビニールシートに覆われた商業施設や、塀や壁が壊れたままになっている住居、基礎部分を残してごっそり消えている建物なども目のあたりにしました。

 また、がれきに埋もれてしまっている車もあります。

 仙石線も、高城町以遠の復旧のめどは立っていないようなのですが、まだ復旧工事に着手できていない箇所があることも、代行バスの車内から見ることができました。

 代行バスに1時間ほど揺られ、ようやく石巻駅前にたどり着いたときにはすでに16時を過ぎていました。

石巻駅前に到着した仙石線代行バス

石巻駅前に到着した仙石線代行バス

 当初、復興支援ボランティアへの参加も検討していた石巻ですが、やっぱりまだまだ復興はこれからという印象を、まさに五感で感じました。

 外観はそれほどでもないとしても、中の被害が大きく営業を再開できない商業施設もありますし、津波の影響なのか、歩道に砂利が散見されたりもしています。

 また、どっからどうみても商業施設にしか見えない石巻市役所の庁舎は、土曜日も一部開庁していた模様。作業服姿の職員とおぼしき方が何名か見えました。

どっからどうみても商業施設にしか見えなかった石巻市役所

どっからどうみても商業施設にしか見えなかった石巻市役所

 しかし、まだまだ大変な状況が続く中、地元の高校生の表情は明るく、活気に満ちていました。こういうことを言うと怒られるかもしれませんが、彼らにはぜひとも今後の石巻の舵を取って欲しいと思います。大変な状況ではあるものの悲観してばかりもいられないと言うことを、彼らに教えてもらったような気分です。

 今回私はボランティアへの参加を断念しており、またどこかで宿を取っていたわけでもないので、このままとんぼ返りせざるを得ませんでしたが、ただで帰るのもしゃくでしたのでお土産物屋はないのかと探してみるも、それらしきものは見当たらず。

 結局、駅構内のNEWDAYSで、石巻土産をいくつか購入しました。あいにく宅配は受け付けていないと言われてしまいましたので、これらについてはがんばって持ち帰りました(爆)。

 なお、石巻市は、平成11年より「マンガを活かしたまちづくり」に取り組んでいるとのことで、街のあちこちにマンガがあふれているとのこと。駅前や駅構内でも、サイボーグ009や仮面ライダーの像を見ることができました。

 石巻駅周辺で撮影した写真をいくつか。

がんばろう! 石巻 JR石巻駅近影 003と代行バスご利用案内 萬画の国ならではのコインロッカー 萬画の国・いしのまき 萬画宣言 石巻市とマンガについて シージェッター海斗・他 石巻駅ホームでは仮面ライダーとサイボーグ009がお出迎え

 そういえば、これらの作者である石ノ森章太郎氏は宮城県出身で、没後になりますが2001年に、この石巻市に「石ノ森萬画館」が設立されたりしています。仙石線の「マンガッタンライナー」も、漫画の国・いしのまきにちなんだものであることは間違いないですね。

参考記事
石ノ森章太郎Wikipedia

 帰りは、仙石線の列車代行バスではなく、石巻線小牛田乗り換え東北本線という迂回経路で仙台に向かうことにしました。仙台まで約1時間半ほどかかりましたが、仙石線代行バス経由だとさらに時間がかかるため、やむを得ない選択でした。

 仙台到着後は、あえて到着から約1時間後の「こまち」 2)「はやて」ではない のグリーン車を予約し、その後はなぜか夕食ではなくパンケーキを食しておりました。

 今回、自分は結局写真を撮ってお金を使うぐらいしかできなかったのですが、わずかではあったものの被災地を生で見たことで、被災地においては復興への人手がまだまだ圧倒的に足りていないということ、今回はこれまでの災害と比べても復興まで長期化するのは間違いないこと、そして、復興支援ボランティアには生半可な気持ちで参加すべきものではないということを、文字通り痛感しました。昨日の自分は別に肉体労働をしたわけでもないのに、今でも体中が痛いです…。

 特にボランティア参加については、まだあきらめたわけではないものの、今回の旅行でも、自分が思っていた以上にハードルが高いことを痛感しました。

 とはいえ、自分でもできる復興支援は何かしらあるはず。仕事との兼ね合いや体力的な問題等、制約も厳しいのですが、それでも自分にできることを探したいものです。少なくとも、一度はボランティア参加を検討した石巻には、いずれ再訪したいと思います。できれば今度こそ、復興支援の一助となることができればと思います…。

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References   [ + ]

1.定期券除く
2.「はやて」ではない
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